いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所インシュアランスユニットです。最近話題の「AI」について4月に開催した弊社の研究会でもAI講座を取り入れましたが、皆さまの熱量には目を見張るものがありました。ほんの数十年前にインターネットが登場し、私たちの働き方が劇的に変わりましたが、現在の流れの速さには目を見張るものがあります。
それでは、大変お待たせいたしました。前回お届けしたAI活用の「手書きメモのテキスト化」「車検証の一発読み込み」に続き、本日は「最後の1つ」の活用術と、「その先、会社としてどうAIに向き合っていくべきか」について、お伝えします。
現場のリアルな本音:分厚い新商品パンフレット、正直読む気になれますか?
保険会社から新商品が出るたびに、机を覆うように届く分厚いパンフレットがあるかと思います。皆さまは、隅から隅まで目を通す時間は取れてますか。
「特徴や特約が多すぎて、結局何が言いたいのか要点が掴めない…」 「読むだけで疲れてしまう…」 これが現場の声ではないでしょうか。
営業担当の皆さまが現場で一番知りたいのは、「目の前のお客様に、どう切り返せばご納得いただけるのか?」 という、実戦に向けた生きたトークのはずです。
従来であれば、このトークスクリプトを自分なりに捻り出すために、約30分ほどかけてパンフレットを熟読し、解読する必要がありました。しかし、日々の商談や事務作業に追われる中で、その時間を捻出するのは本当に至難の業です。
AIを「超優秀な営業マネージャー」として使い倒す!
そこでご提案したいのが、スマートフォンのAIアプリ(Geminiなど)のカメラ機能を活用した「超・時短」営業準備術です。
AIを単なる辞書や検索ツールとして使うのは、とてももったいないです。ぜひ、あなたの隣にいる「優秀な営業マネージャー」だと思って、パンフレットから実戦向けのトークスクリプトを逆算して作らせてみてください。
【具体的な手順は驚くほど簡単です】
撮影する: お手元のスマートフォンでGeminiアプリを開き、カメラマークをタップして新商品のパンフレットを撮影します。
AIに指示(プロンプト)を出す: 撮影後、まるで優秀な部下に指示を出すように、こう入力(または音声入力)してみてください。
「この新商品のパンフレット画像を読み取って。私がこれを既存のお客様に提案した際、必ず聞かれるであろう『ネガティブな質問(保険料が高い、今のままでいい等)』を3つ予想して。さらに、それに対する完璧な『切り返しトーク』も教えて」
【何が変化するのか?圧倒的な Before / After】
この指示を出すと、AIは数十秒で、パンフレットの内容から実戦向けのQ&Aを逆算生成してくれます。
例えば、こんな素晴らしいQ&Aが一瞬で出来上がります。
顧客の予想される質問: 「今の保険で十分じゃないの?」
AIが考えた切り返し: 「おっしゃる通りです。ただ、○○特約は医療の進歩に合わせた最新のカバー内容になっており、従来のプランでは対象外となるケースを補強できます。」
顧客の予想される質問: 「保険料が今より高くなるんでしょ?」
AIが考えた切り返し: 「実は、基本保障を見直しつつ本プランに切り替えることで、月々の負担を数百円のアップに抑えつつ、がん保障を倍額にすることが可能です」
顧客の予想される質問: 「健康だからまだ必要ないよ」
AIが考えた切り返し: 「健康な今だからこそご提案しています。年齢が上がると条件が厳しくなるため、健康割引が効く今のうちに枠を確保される方が多いです。」
いかがでしょうか? これまで手打ちや解読、熟読に15分から30分かかっていた苦労が、数十秒に短縮されます。もう、面倒な読み込みに貴重な時間を使う必要はありません。余った時間は、お客様のために使えます。
まずは明日、商談中の殴り書きなど、ご自身の『汚い手書きメモ』をGeminiのカメラで読み込ませてみてください。AIが文脈を理解して綺麗にテキスト化してくれる驚きを、ぜひご自身の手で体感していただきたいのです。
個人の「便利」から、組織の「圧倒的な強さ」へ。なぜ今、AI研修が必要不可欠なのか?ここまでお読みいただき、「AIって本当に便利で、助かるな」と感じていただけたのではないでしょうか。
しかし、ここで皆様にどうしてもお伝えしたい重要なことがあります。
それは、AIを「一部の社員だけが使っている便利なツール」で終わらせてしまうことの危険性と、もったいなさです。
「経営陣がAIを導入したけれど、現場では一部の人しか使っていない」
「便利なのはわかるけれど、個人情報やコンプライアンスが心配で、社員にどう使わせればいいかわからない」
保険代理店の皆さまから、こうしたお悩みを本当によくお聞きします。
AIの活用が個人のスキルや意欲に依存してしまうと、組織全体での生産性向上にはつながりません。
AIはもはや、単なる便利ツールではなく、これからの保険代理店経営における「必須インフラ」です。全社員がAIを安全かつ効果的に使いこなせる「強い組織」を作るためには、体系的な学びの場が不可欠です。
そこで、今回保険代理店に特化した『保険代理店向け生成AI活用研修』へのご参加を、お勧めいたします。
この研修が、保険代理店に「必要不可欠」な理由
これから1〜2年の間に、保険業界における「AI格差」は決定的なものになります。
議事録の作成、メールの文面作り、資料準備、そしてパンフレットの読み込み…。これまで私たちが多大な時間を費やしてきた事務作業を、AIによって極限まで圧縮できた代理店はどうなるでしょうか?
その浮いた時間をすべて、「お客様の心に寄り添う時間」「より深く人生のプランを考える時間」に全振りすることができるのです。
【開催間近】保険代理店向け生成AI活用研修
本研修は全3回のカリキュラムを通じて、「ただ使い方を知る」だけでなく、現場で明日から本当に使える実践的なスキルを組織に定着させます。
「守り」の徹底: 個人情報や機密情報の取り扱いなど、保険代理店として絶対に外せないコンプライアンスのルールを学び、安全に活用する基盤を作ります。
「プロンプト」の習得: AIの賢さを120%引き出すための「指示の出し方」を、豊富なワークを通じて身につけます。
社内ナレッジのAI化: 属人化しがちなノウハウや自社の資料をAIに読み込ませ、新人教育や日々の業務を劇的に効率化する仕組みを作ります。
研修開催概要(全3回コース)
第1回:生成AIの基礎理解とプロンプト実践研修(東京:6/12、大阪:6/17)
第2回:保険代理店AI活用事例実践研修(東京:7/7、大阪:7/16)
第3回:専用AI作成・社内定着実践(東京:8/4、大阪:8/5 )
本セミナーは終了しております
※本セミナーは非常にご好評をいただいており、申込受付が終了間近となっております。ぜひ、今すぐ詳細をご確認ください。
新しいツールに戸惑うこともあるかもしれません。しかし、AIは皆さまの敵ではなく、最高のパートナーになってくれます。
日々の業務に追われる現状から抜け出し、お客様とより深く関われる次世代の保険代理店へと進化するために。この研修が、その大きな一歩となることをお約束します。
皆さまのご参加を、心よりお待ち申し上げております。


