Q.保険代理店の営業で生成AIを活用した最新事例は?

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執筆者船井総合研究所 インシュアランスチーム
コラムテーマ経営課題FAQ
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A.保険代理店の営業における生成AIの最新事例は、大きく下記3つに分けることができます。

  • 営業の事務処理効率化(対応履歴入力)
  • 提案の質向上(比較推奨・決算書分析)
  • 募集人の営業力向上(商談分析)

生成AI活用の鍵は、「何のために使うのか」を明確にするということです。

こと保険代理店の営業において、生成AIを使う目的は「売上を上げる」ことにあります。

本記事では、営業が売上を上げるための生成AI活用事例を3つの視点からご紹介します。

1. 営業の事務処理効率化

一つ目は、営業担当者を長年悩ませてきた事務処理の効率化です。

商談が終わるたびに詳細なヒアリング内容や対応履歴をシステムに入力する必要があります。

しかし、帰社後に記憶やメモを頼りに打ち込んでおり、膨大な時間が割かれていただけでなく、その内容も正確性を欠いたものになりがちでした。

最新の事例では、商談時の音声を生成AIが自動で文字起こしし、さらに重要項目だけを抽出して指定フォーマットに合わせて要約・自動入力する仕組みの導入が進んでいます。これによりかかる時間は1件あたり15分から1分まで短縮され、空いた時間を次のお客様への準備や営業活動に充てることができるようになっています。

2. 提案の質向上

二つ目は、提案の質を高める取り組みです。個人向けから法人向けまで、保険商品は複雑化の一途を辿っています。

そこで活躍しているのが、代理店独自の推奨方針と各社の商品データを学習した比較推奨AIです。

お客様の情報を入力するだけで、無数にある選択肢の中から最適なプランと提案の根拠を瞬時に導き出します。

さらに法人営業の領域では、お客様からお預かりした決算書をAIに読み込ませて分析する活用も始まっています。

人間が読み解くには時間がかかる財務状況や潜在的なリスクをAIが素早く洗い出し、経営課題に直結する説得力のある保険提案を可能にしているのです。

3. 募集人の営業力向上

三つ目は、募集人自身の営業力を底上げする商談分析です。

これまで営業ノウハウは、トップセールスの背中を見て学ぶか、上司の感覚的なアドバイスに頼りがちでした。今はこの領域にAIがメスを入れています。

実際の商談やロープレの録音データをAIが解析し、ヒアリングの内容や伝えるべき点を伝えられているかなど、評価基準を基に客観的に数値化してフィードバックします。

また、コンプライアンス上問題のある発言があるかどうかも早期に発見することができます。

まとめ

ここまでご紹介した3つの事例から見えてくるのは、生成AIが単なる便利ツールではなく、保険代理店の売上を最大化するための強力なエンジンになり得るという事実です。

1つ目の事務処理の効率化によって創出された時間は、そのまま新規開拓や既存顧客へのフォローアップという直接的な営業活動に変換されます。つまり、お客様と向き合う打席に立つ回数を物理的に増やすことができるのです。

それに加えて、2つ目の比較推奨AIや決算書分析による提案の質向上は、その1回1回の打席における成約率を押し上げます。

そして3つ目の商談分析を通じた募集人のスキルアップは、一部のトップセールスに依存しない組織全体の営業力の底上げをもたらし、同時にコンプライアンスリスクを低減させることで、長期的で安定した売上基盤を作ります。

行動量の増加、成約率の向上、そして組織力の強化という、売上アップに必要な要素がすべて生成AIの活用によって結びついていることがわかります。

保険という目に見えない商品を扱い、お客様の人生や企業の将来を左右する以上、最後にお客様の背中を押すのは、やはり募集人自身の人間力や信頼関係です。

データ分析や事務作業、ロジックの構築といった生成AIが得意な領域は徹底的に任せる。

そうすることで、募集人はお客様の細かな感情の変化を読み取り、不安に深く寄り添うといった、人間にしかできない血の通ったコミュニケーションに全力を注ぐことができるようになります。

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執筆者 : 船井総合研究所 インシュアランスチーム

船井総研のインシュアランスチームによる経営コンサルティングは、全国の成功事例を武器に、変化する保険業界において「業績向上」と「永続経営」の両立を支援する専門家集団です。営業中心の組織から「経営中心の組織」へのシフトや、デジタル活用・人財採用など、次世代の保険代理店・FP事務所が抱える課題を即座に解決いたします。